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執筆者の写真ふくち

WS「心理職のための社会資源活用法」

こんにちは。

こころの相談室ねこのての福地です。

今年は暑くて暑くて暑くて、口から暑いという言葉しか出ない毎日です。

これから、お盆休みを迎える職場もあるかと思います。

山の日の振り替え休日である2024年8月12日(月)には、「心理職なんでも相談会」と名付けた勉強会を行います。

また、2024年8月30日(金)には、「心理職のための社会資源活用法:事例で学ぶ就労や生活の支援」と名付けた研修を行います。

今日は後者のほうの御案内です。


私の働く精神科・心療内科クリニックには、精神保健福祉士さんや社会福祉士さんがいません。

そのため、福祉のお手伝いがあったほうがいいだろうと思うケースに出会う時に、「さあ、どうしよう」と困ることに何度も出会いました。

精神保健福祉士は国家資格ですし、働き始めてから自分で取得することも考えました。

公認心理師という国家資格がなかった頃ですし。

でも、そうは簡単にはいかず、困ったなあ、困ったなあをくりかえしていました。


人混みが苦手で区役所まで行くことが難しくて、障害年金の申請がなかなか進まない人。

就労の意欲はあるけれども、何度も何度もトライしては就活がうまくいかなかったり、就職しても長続きしない人。

家族と離れないことには安心と安全を得られないのに、収入の問題で独立が難しい人。


いろんな困ったなあ、と出会います。

18歳までは児童相談所にお願いできるとして、そこから先は相談先はいくつもあるのでしょうが、それをわかっていない私は、困ったなあと頭を抱えていたわけです。


就労移行支援事業がスタートしたのは、2006年の障害者自立支援法の施行時です。

近隣にできた事業所からパンフレットが届くようになり、患者さんにも紹介するようになり、知り合った方が福崎さんでした。

そう考えると、福崎さんともずいぶん長いお付き合いになります。そして、福地の困ったなあを相談すると、ほいほいと引き受けてくださる、非常にありがたくも頼もしい連携先となってくださったのです。


今回の研修では、福地が「こんな事例に出会って困っています」といくつかの模擬事例を提示します。

今のところ、4つ、用意しています。みなさんにとって、「あるある」と思っていただけるようなパターンを考えています。

そして、いつものように、「えいっ」と福崎さんに丸投げします。

福崎さんだったら、どのように援助するか、どういうところに繋げていくか、そういう解説をしてもらいます。

また、福崎さん側で、こういう時に福地に訊いておきたいことなども話してもらおうと考えています。

そして、余った時間でみなさんの御質問にお答えしていきます。


心理職がケースワーカーもどきになるための研修にしようとは考えていません。

他職種に敬意を払い、知識と力を借りるための研修です。

他機関との連携の例を示すこともできたらいいなぁと思っています。

逆に、精神保健福祉士や社会福祉士の方たちに、心理職って「こんなところで困るんだ」と知ってもらえるといいなぁとも思います。


お申し込みは下記からどうぞ。

みなさんの御参加、お待ちしています。







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