2018年12月8日に行ったワークショップです。
講師は、けして発達障害のプロパーというわけではありませんが、このテーマについてのリクエストが本当に多くて、それで企画させていただきました。
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平成も最後という言葉をよく聞くようになりました。この「精神科クリニックの心理臨床」と題したワークショップも、これが平成最後の企画となります。
これまで質問やリクエストの多かった、ASDとADHDを中心に、神経発達障害群をとりまく問題についてとりあげることにしました。クリニックでお会いする神経発達障害の症例としては、成人になってから検査を希望されて来院されるケースや、保護者の方がなんとなくお子さんを心配しているケース、学業や就労がうまくいかないことが多くてもしかして…というケースが思い浮かびます。
WAISやWISCのデータをどのように読み解くのか、どのようにフィードバックするのがよいのか、その点もいくらか取り上げるつもりにしています。DSM-5以降の神経発達障害群の概念や諸相について、改めて整理していくことも必要でしょう。いただいた質問やリクエストは幅広く、すべてに答えることは難しいとは思いますが、その場での質問や議論も柔軟にとりあげます。
神経発達障害群を取り巻く知見は日々変化しており、しかも正解はありません。おそらく誰もがなにかを不得意としている、その不得意を補い合いながらなんとか生活を送っていくためにできることを探していく。そのような営みとして、精神科クリニックでの発達障害についての心理臨床を紹介したいと思います。
臨床が楽しくなるようなワークショップにしましょう。特別な難しい準備はいりません。難しいことを考えることもありません。好奇心だけ持って、御参加してください。
日時: 2018年12月8日(土) 14:00-17:00
会場: JR香椎駅ビル(えきマチ1丁目)4F コミュニティルーム
対象: 臨床心理士、臨床心理学を専攻する大学院生(M1の方も歓迎です)
および、公認心理師試験受験資格を持つ人
定員: 20人
参加費: 社会人4000円・学生3000円(当日受付時にあつめます)
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