9月2日に「How to Asessment」を題したワークショップを行いました。「見立てってどうやるんだろう?」と「SCTってどんな風に役立つの?」という二つのリクエストに、いっぺんにお応えしようと思って企画したものです。ご好評をいただいたことから、アンコール開催をすることにしました。前回とほぼ同じ内容で予定していますが、いかに見立てるかについて、より重点を置いた説明にするよう検討しています。 このワークショップのテーマは、一言で言えば「査定」。査定と見立ては切っても切り離せない関係にあります。見立ては、介入技法や心理臨床の流派によって、目の付け所が違ってくるものです。講師の基本的な立場は解決志向アプローチですが、なるべく多角的な見立ての立て方を提示していきたいと考えています。大事なことは、Th.の思考を具体的にイメージしてもらうことだと考えています。また、精神科クリニックという人的資源や時間の限られる中での査定と考え、SCTを例にとりながら、この伝統的なツールの可能性の幅を模索します。 医療領域での経験が浅い人や、経験のない人にもわかりやすい内容になるように心がけてワークショップを行っていますが、参加者の臨床年数は問いません。既に働いていらっしゃる方の知見は、この会をより豊かにしてくださるものと考えています。また、ワークショップの⑥と番号を振っていますが、単独で成立する内容となっていますので、初めての方も御安心ください。9月2日のワークショップの内容と重複することに御留意ください。 講師はクリニックに勤務するようになって15年が経ちました。担当してきたケースは600件、インテークは2000件以上、SCTの所見を書いたのは300件以上になります。これらの経験が後進の方たちのお役に立てば幸いです。 難しい準備はいりません。好奇心だけ持って、御参加してください。
日時:平成29年11月25日(土) 14:00-17:30 会場:JR香椎駅ビル(えきマチ1丁目)4F コミュニティルーム 対象:臨床心理士 および 臨床心理学を専攻する大学院生 定員:10人 参加費:社会人4000円・学生3000円(当日受付時にあつめます)