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執筆者の写真ふくち

WS「精神科クリニックの心理臨床:How to Assessment」

見立てという言葉も、しばしば心理職を困らせることがあります。 職場に入りたての方のみならず、見立てってなに? どうするの?という戸惑いが伝わってくることがあります。


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九州地方をおそった7月の記録的豪雨。被害にあわれた方、また、その後の支援に励まれている方も多いかと存じます。心からのお見舞いを申し上げますと同時に、平穏な日々が早く戻りますようお祈り申し上げます。 今回のワークショップは、「見立てってどうやるんだろう?」と「SCTってどんな風に役立つの?」という二つのリクエストに、いっぺんにお応えしようと思って企画しました。一まとめにすると、テーマは「査定」。 査定は大学院でも学ぶ機会が多いため、これまでは後回しにしてきました。しかし、精神科クリニックという人的資源や時間の限られる中での査定と考えると、講師の経験からお伝えできることがあると気付きました。 見立ては、介入技法や心理臨床の流派によって、目の付け所が違ってくるものです。講師の基本的な立場は解決志向アプローチになりますが、参加者の希望や志向にあわせて柔軟かつ多角的な見立てを例示する予定です。大事なことは、Th.の思考を具体的にイメージしてもらうことだと考えています。その一例としてSCTを利用しますが、同時に、この伝統的なツールの可能性の幅を模索することになるでしょう。 医療領域での経験が浅い人や、経験のない人にもわかりやすい内容になるように心がけてワークショップを行っています。そのため、ごくごく初歩的なことまで言及することを了承お願いしますが、参加者の臨床年数は問いません。既に働いていらっしゃる方の知見は、この会をより豊かにしてくださるものと考えています。また、ワークショップの⑥と番号を振っていますが、単独で成立する内容となっていますので、初めての方も御安心ください。 講師はクリニックに勤務するようになって15年が経ちました。担当してきたケースは600件、インテークは2000件以上、SCTの所見を書いたのは300件以上になります。これらの経験が後進の方たちのお役に立てば幸いです。 難しい準備はいりません。好奇心だけ持って、御参加してください。

  日時:2017年9月2日(土) 14:00-17:30   会場:フレスタ香椎(JR香椎駅ビル)4F コミュニティルーム   対象:臨床心理士 および 臨床心理学を専攻する大学院生    定員:15人   参加費:社会人4000円・学生3000円(当日受付時にあつめます)


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