この春は二つの研修会を企画しています。ひとつめは、昨年秋に好評を得た小さな勉強会です。
この研修会の目的は、参加者の方に、ほんの少し、勇気や自信を持って帰っていただくことです。講師が諸先輩方から育てていただいたように、グループスーパーバイズの形で精神科クリニックでの臨床経験の棚卸しをさせていただこうと思います。精神科クリニックの臨床で、心理士はどのようにケースを考えるのか、どのように働きかけることができるのか。講師は解決志向アプローチを学びながら育ちましたので、ソリューション的な要素をもった内容になるでしょう。
グループスーパーバイズという言葉になじみがない方もいらっしゃるかもしれませんが、大勢の人の前で自分の事例を紹介し、意見をもらうことって、ちょっとだけ度胸がいりませんか? 事例をまとめるなど事前の準備が億劫に感じることもあると思います。どうやってスーパーバイザーを探すんだろう?と困ったり、その費用にためらう人もいるのではないでしょうか。そんな方たちの負担や不安をなるべく軽くして、気楽に体験してもらうにはどうしたらいいかなぁと考え、少人数限定で開催の形をとることにしました。
定員は6人です。参加者の皆さんのニーズにあわせますので、内容は当日のお楽しみ。ケースについて、アセスメントについて、コンサルテーションについて、なんでもこいです。前回よりも一時間長く設定していますので、私のほうも楽しみです。対象はキャリアの浅い方を優先したいと思いますが、励ます側に回りたいベテランの方も歓迎です。臨床心理士資格の更新ポイントにはなりませんのでご注意ください。
難しい準備はいりません。好奇心だけ持って、参加してください。
日時: 平成29年3月11日(土) 14:00-17:00
会場: フレスタ香椎(JR香椎駅ビル)4F カウンセリングルームぞうの耳
対象: 臨床心理士 および 臨床心理学を専攻する大学院生
定員: 6人
参加費:社会人3000円・学生2000円(当日受付時にあつめます)