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  • 執筆者の写真ふくち

WS「睡魔とのバトルセッション」

もう一ヶ月も前になりますが、小さなワークショップをしました。 いつものGSVの参加者を対象として、リラクゼーションの方法を一緒にやってみましょうという内容をやってみたのです。 漸進的リラクゼーション法、自律訓練法、そして、呼吸法。 みなさんが臨床のお仕事をするのは主に昼間だと思いますが、このオンラインWSは土曜日の夜に行ったので、途中から眠気を覚える方もいらしたようでした。 しめしめ。


今年、Covid-19の流行に伴い、オンラインでの試みが増えました。 学会や研修、さまざまなワークショップがオンラインで開催されており、日々、興味深い情報が流れてきます。 著名な先生方のお話を聞くチャンスがあちらこちらにあって、小心者の私としては自前のワークショップを開くことに、かえってためらうようになってしまいました。


去年までは、10-20人ぐらいを対象の小さな規模でのワークショップを、年に数回行っていました。 私は教えることが好きな医師のもとで育ててもらったこともあり、私が学んだことのおすそ分けのようなつもりで、インテークの取り方やらカルテの書き方、所見の書き方といったお仕事の仕方について、怒りの扱い方や性暴力被害や摂食障害、発達障害について等など、初歩的で知っておいたほうが役立つことを取り上げてきました。 何度も通ってくださる常連さんもおり、普段は一人職場の若手さんたちが孤立を免れるためのセーフティネットとして活用してくださるようになったことも、嬉しいことでした。


今、同じことをやれるかというと、度胸があまりないのです。 私自身の臨床に基づく感覚は、論拠を示せない部分もあります。示せる形にしてデータを集めていないですし、先行研究を十分に読みこなせていない部分もありますから。 人目が多くなると思うとちゃんとしなくちゃぁぁぁぁぁというプレッシャーを勝手に感じてしまう、先に書いたような小心者なのです。 だからこそ、もう何度もZoomやSlackのなかで関わってきた方たちに対して、私の遊び心も混ぜながらリラクゼーションの技法を楽しむ機会を作れたことは、ほんの少しの自信の回復にもなりました。


こういう小さな勉強会の機会は、これからも作っていけたら嬉しいです。




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