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  • 執筆者の写真ふくち

公認心理師と臨床心理士

更新日:2020年4月16日

私は公認心理師と臨床心理士のふたつの資格を持っています。 一般の方には、あまり聞きなれなかったり、違いがよくわからなかったりするかもしれません。

そこで、簡単に資格のことをお話ししておこうと思います。


公認心理師は、まだまだできたてほやほやの国家資格です。

2018年に第一回目の資格試験がありました。

この公認心理師は、公認心理師法という法律で、「保健医療、福祉、教育その他の分野において、専門的知識及び技術をもって、心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し、その結果を分析すること。心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。心理に関する支援を要する者の関係者に対し、その相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うこと。心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。」と決まっています。 法律の言葉遣いは少し堅苦しいかもしれませんが、専門的な知識や技術をもって、支援を必要としている方とその御家族や関係者に対して、相談にのることがお仕事です。

適切な相談のために、心理状態の観察や分析をしたり、また、心の健康について広く知ってもらうこともお仕事になります。


臨床心理士というのは、この国家資格できる前、1988年から認定されるようになった民間資格です。

約30年の歴史のなかで、スクールカウンセラーの制度を通じて、日本にカウンセリングという文化を根付かせてきた資格になります。

教育領域だけではなく、医療領域や福祉領域、司法領域、産業領域など、様々な領域で活躍してきた資格です。

査定、面接、地域援助、調査研究を専門業務としています。


どちらの資格も、それぞれ資格試験を受けて、取得するものです。

それぞれの業務やポリシーがまったく一緒というわけではありません。

両方を持つために、より幅広く勉強してきたと受けとめていただけると幸いです。


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